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2166話

今回の任務は一見単純だ:小島の中心にある採掘区域へ向かい、採掘作業が滞りなく完了するよう確保すること。

「万全を期すため、この千名の人員をすべてお前の指揮下に置く。私を失望させるなよ」

「必ず任務を完遂いたします」

私は営地内の全員に視線を走らせた後、わざとらしく真剣な様子で頷いた。

千名もの人員が、たった一つの採掘任務の護衛のために?

恐らくその中に潜む困難と危険は、表面上見えるほど単純なものではないだろう……さもなければ、これほどの人手は必要ないはずだ。

例の採掘区域については、考えるまでもなく、間違いなく私が以前訪れたあの山頂だろう。

前回ここに来てからずいぶん時間が経った。...