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2157話

「それじゃあ、行くよ」

そう言い残して、私は背を向けて歩き出した。

頭の中を巡っているのは、指揮官が先ほど言った言葉ばかりだ。

突破作戦を実行し、島の採掘作業を守る任務。

はっきりと覚えているが、この島に来た時には、周囲にこれほど多くの変異生物が集まっていたわけではなかった。

ここで何が起きているのかはよく分からないが、一つだけ確かなことがある。

人手が足りていないということだ!

数日前から姿を見せていない火猴も、おそらくここに派遣されたのだろう。

彼も今、この軍営のどこかにいる可能性が高い。

私が部隊のメンバーから離れた目的も、ここで火猴を探すためだった。彼がまだ生きているのを確認できれば、...