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2151話

彼の言葉を聞いて、火猿の情報を聞き出すチャンスはもう無いだろうと思ったが、彼は言葉を切ると、意外な質問をしてきた。

「お前と彼は、どういう関係だ?」

「仇だ」

私は迷わず答えた。

結局のところ、今は火猿の状況がどうなっているのかわからないので、あまり親しい関係を匂わせないほうが無難だろう。

「彼と私の間には個人的な因縁があって、彼が戻ってきてから決着をつけるつもりだった」

「そうか?」

頭領は静かに私を見つめ、やや疑わしげに言った。「もしそうなら、その考えは捨てたほうがいい」

え?どういう意味だ?

私が困惑していると、彼はすぐに背を向けて歩き始めた。

私の前にいた小隊は彼の背後にぴったりとくっ...