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2147話

「では、右肩に印章を押してください」

頭領は淡々と言った。

この言葉に、その場にいた多くの者の顔に躊躇いの色が浮かんだが、一部の者たちは即座に半袖の端をめくり上げ、躊躇なく尖った部分を自分の肩に突き刺した。

すると、それらの人々の肩の印章が赤い光を放ち始めた。服に覆われていても、その強い光は透けて見えた。

私はすぐに頭領の肩を見た。案の定、彼の肩にも同じように光る印章があった。

火猿を見ると、彼はあまり深く考えていないようだった。

他の人々と同様に、すでに印章を自分の肩に突き刺していた。

それを見て、私もためらうのをやめた。

印章の先端が肉に刺さる感覚は、蚊に刺されたような感じで、それほど痛く...