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2098話

目の前には、第七層へ続く階段がある。両側の壁は真っ白で、照明も明るい。

パン!パン!パン!

左足が第七層に踏み入れた瞬間、前方から拍手の音が聞こえてきた。

顔を上げると、そこには武装隊員の服装をした男が立っていた。ただし、彼は武器を一切携帯しておらず、ヘルメットも被っていなかった。

彼の背後には、三十人以上の人間が整然と並んでいる。

彼らの手にある武器が、改造人間を対処するためのものだということは疑う余地がなかった。

「よく隠れていたつもりか?」

だが、彼のこのリラックスした様子を見る限り、今すぐ私たちを始末するつもりはないようだ。

もし不意打ちで私たちを捕らえるつもりなら、暗闇に潜んで致...