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207話

この日、私たちは前もって保存しておいた干し肉を取り出し、満足げに一食を楽しんだ。この良い知らせを、そして死地からの生還を祝うためだ!

この瞬間になって初めて、私は言うことができた。有袋ライオンの影が本当に私たちから去ったのだと。

この間ずっと、あの怪物は近くを徘徊し続けていた。私たちはまるで嵐の中で揺れる小舟のようで、いつ転覆してもおかしくなかった。

今になってようやく、皆が本当の穏やかさを感じている。

私たちは安全なんだ!

災いは重なるというが、幸運も同じらしい。有袋ライオンが去ったこの期間、ずっと続いていた吹雪が、徐々に収まり始めたのだ。過酷な厳冬が過ぎ去ろうとしている!

おそ...