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1899話

「王兄と並んで歩きながら、私たちは火猿の状態について推測していた。

「それはありえない」

私は首を振った。私たちは同時期にブラジルに来たのだ。もし火猿の体の変化が環境によるものなら、他の我々も無事ではいられないはずだ。

考えてみれば、これはおそらく火猿が源の石によって改造されたことが原因なのだろう。

ただ、我々は源の石についてほとんど知らない。玉城瑶が持っていた破片を組織に渡したものの、彼らもあまり進展を得られていないだろう。

今はただ一歩ずつ様子を見るしかない。

「だめだ、我慢できない!」

突然、火猿は発狂したかのように命がけで走り出し、蔦が生い茂るジャングルの中を強引に突き進み、小さな道を...