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1885話

「まあいいか……」

王兄貴はなかなか空気が読める男で、私たちに聞いても答えないだろうとわかっていたらしく、それ以上は問わなかった。「ここはもう破壊されてしまったんだ。次の部落に行こう。さっきの部落の呪術師によれば、この辺りには少なくとも二十以上の部落があるはずだ。あの野郎どもがすべての人間を殺せるわけがない!必ず情報を知っている者を見つけ出し、欲しい情報を聞き出せるはずだ!」

二重の意味を持つ言葉だが、言っていることは確かに正しい。

だが私たちが出発しようとした矢先、遠くから数発の銃声が聞こえてきた。

この鬱蒼とした熱帯雨林の中で、私たちが音を聞き取れるということは、音源からそう遠くない場所に...