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1877話

「あの木の周りの草小屋が見えるか?」

王兄は私たちに構わず、前方を指差して小声で言った。「あそこに潜り込む方法を考えないといけない。その中の一つは床が羽で覆われていて、中に石板がある。何とかして持ち出さなければならないんだ」

「あそこの銃火を見てないのか?突撃でもしない限り、俺たちは蜂の巣にされるぞ」

火猴は不機嫌そうに言った。

「わたしが囮になれます」

その時、玉城瑶が口を開いた。「あなたたちには物を取って逃げ出すのに約10分の時間があるわ。後で原住民の墓地で合流しましょう」

「危険すぎる」

王兄は眉をひそめ、私の心の声を代弁した。「敵の人数も分からないのに、一人で大量の火力を引きつけるなん...