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1844話

「行くべきか行かざるべきか?」

その言葉を聞いて、火猴と李欣は何も言わず、まず私の方を見た。

「なんで俺を見るんだよ?」

私は苦笑して言った。「俺は絶対に行くつもりだけど、お前らの代わりに決めるわけにはいかない」

「お前が行くなら、俺たちも当然行くさ!」

火猴は私の肩を叩いた。「命を救ってもらったのに、今さら後ろに隠れるなんてあんまりだろ。俺は女々しい奴じゃないんだからさ」

「女々しいって、どういう意味かしら?」

李欣がじっと見つめながら言い、同時に二本の指で再び火猴の腰の柔らかい部分を摘んだ。

火猴の顔色が固まり、慌てて首を振った。「い、いや、別に何も...」

「じゃあ、そういうことで決まり...