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1821話

その後、すべてが静止したかのようだった。二人は急に凍りついたように動かなくなった。

死んだのか?

息を潜めて暫く様子を伺い、一切の呼吸音が聞こえないことを確認してから、やっと唾を飲み込んだ。

良かった、死んだのは彼らであって、私ではない。

幸いあの緑色のガスは私にはまったく効果がなかった。二人が吸い込んだ分以外は、すでに消散していた。

室内に残ったのは私一人だけ。今の私が確かめるべきことはただ一つ、あの狂人は私に一体何をしたのか?

先ほど脳に強い衝撃を受けたような感覚があった場所を思い出すが、感覚だけでは何の異常も感じ取れなかった。

「ギィ……」

突然ドアが開き、教授が入ってきた。目を真っ赤に...