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1809話

「もし先に人質を解放したら、後顧の憂いがなくなって、君はノートを私たちに渡さなくなる」

このガチガチ野郎、意外と頭が回るじゃないか!

私は蕭晴をちらりと見て、歯を食いしばった。「じゃあ、どうすればいいんだ?」

「簡単なことだ」

ケントはテーブルの上の二つの薬剤を指さした。

「君も改造人間だと知っている。強い自己治癒能力を持っているな。この二つの薬剤は、改造人間の能力を抑制できる。これを注射すれば、人質を解放しよう」

「そのあと、もし君が品物を渡さなければ、私は飛行機を爆破する。そうなれば君も死ぬことになる」

能力の抑制?

私は思わずテーブルの上の二つの薬剤を見つめた。

会社の連中の源石に関する...