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1777話

「情敌」という言葉を意図的に強調して言いながら、僕が少し恥ずかしくなるような雰囲気を作り出した。

「もし俺を倒したいと思わないなら、お前が本当に男かどうか疑うところだったよ」

「じゃあ、許してくれたってこと?」

それを聞いて、僕は思わずほっと息をついた。

彼の言うことはすべて理にかなっていて、自分が考え過ぎていたことに気づかされた。やるべきではないことをしてしまったと思い込み、罪悪感でいっぱいだったんだ。

でも今、彼の言葉を聞いて、心が軽くなった気がする。

ただ、玉城瑶がどう思っているのかはわからない。

さっき僕が話し終えてから、彼女の表情はあまり良くなかった。

「彼が許したな...