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1776話

藤井との付き合いは短かったものの、この一日で彼はずいぶん話好きになり、以前の島国勢力としての立場も完全に捨て、一言一句が本当に兄のようだった。

彼は話しながら、ふと言葉を詰まらせ、拳ほどの大きさの目で私を見た。「忘れてた、妹の旦那がここにいるんだったな……」

妹の旦那?

その言葉を聞いて、私は違和感を覚えたが、よく考えれば確かにそういうことになる。

だが藤井が知らないのは、たった一日前、彼の「妹の旦那」がロボットと彼を始末する相談をしていたということだ。

玉城瑶は特に反応を示さず、ただ鼻から軽く息を漏らしただけだった。

しかし私は彼女の口元に浮かんだわずかな笑みを見逃さなかった。そ...