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1774話

「ま、まあ……」

曖昧な言葉で話し終えると、藤井に遮られた。彼は軽く首を振って言った。「やめておこう。俺たちは数日食べなくても死なないし、こんな時間に冒険する必要はない」

「大丈夫だよ」

自信なさげながらも、胸を叩いて強がってみせる。

前の自分の過ちを償うためなら、どんなに面倒でも無意味なことでも、やり遂げるつもりだ。

「何か隠してない?」

玉城は私のことをよく知っていた。彼女は私の様子がおかしいことに気づいていたようだが、まんじゅうのことを話すよう求めてはこなかった。

しかし、まだ言葉を選びかねていたので、乾いた笑いを漏らすしかなかった。「な、ない……よ」

「本当に?」

玉城...