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1772話

「まさか僕らを連れて土の中に潜ったなんて……」

「ごほっ、ごほっ……」

藤井は地面に座り込み、弱々しく咳き込んだ。

それに気づいた玉城瑶は、すぐに身を起こして藤井を支え、背中をさすりながら息を整えさせた。「少しはマシになった?」

「具合はどう?」

僕は少し躊躇いながらも、一言口を挟んだ。

結局のところ、真の元凶である僕は、今、藤井にも玉城瑶にも深い罪悪感を抱いていた。しかも、どうすれば彼らに償えるのか分からない。

さらには、もし玉城瑶が僕のしたことを知ったら、許してくれるかどうかも分からなかった。

「ふっ……」

藤井は少し笑っただけで何も言わなかった。代わりに玉城瑶が振り返って僕を睨みつけた。...