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1769話

「そうとは限らないな」

玉城瑶は冷笑を浮かべると、同僚が小声で私に告げた。「私たちはただ少し時間を稼げばいいの。藤井が心臓を胸に戻せば、彼が私たちをここから連れ出してくれるわ」

「ああ」

私は黙って頷いた。

本当のところ、私と查理の間にあったことを玉城瑶に話すべきかどうか迷っていた。結局、今私たちを全員ここに閉じ込めている奴は、私がシステムを再起動させてやった相手なのだから。

言い換えれば、この事故が今の危機を招いたのだ。

考えを巡らせる間もなく、玉城瑶はすでに前に飛び出し、查理と接近戦を繰り広げていた。

查理の掌から放たれるレーザーは結晶化した玉城瑶には効かないようで、そのおかげで玉城瑶は...