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1764話

「また、こんな不気味な場所か?」

私はぶつぶつと呟いて、こういう場所に足を踏み入れることに強い抵抗を感じていた。

地底世界に入ってから、私たちはすでに数多くの洞窟や、トンネルのような人工的に掘られた場所を通ってきた。

そして、どの場所も数え切れないほどの危険が潜んでいた。

私の直感が間違っているはずがない。ここもまた、ろくな場所ではないだろう。

しかし、玉城瑤はすでに中に入ってしまった……

私はバックパックから懐中電灯を取り出した。幸い、照明用の道具には困らない。

だが、洞窟に足を踏み入れようとした瞬間、目の前をレーザービームが横切った。

「おっと!」

幸いにも私の注意は常にこの洞窟に向けられ...