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1737話

組織を収集し、それからその本を持って研究を行う。

この方法は生体をそのまま持ち出すほど効果的ではないが、利点としては様々な生物の組織を大量に持ち運べることだ。特に大型生物の場合、この方法が最も迅速で効率的だと言える。

この場所には他にも石の台座があったが、キャサリンの様子を見る限り、彼女は他の台座を開くつもりはないようだった。

「行きましょう」

明らかにキャサリンの機嫌が良くなっており、話し方も随分と柔らかくなっていた。

まだ探索していない通路が二つ残っていて、今回キャサリンが私たちを案内したのは、入ってきた時の右側の通路だった。

入り口を通った直後、彼女はゆっくりと歩き、絶えず身につけている...