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1736話

どうしても必要でない限り、キャサリンたちと衝突するわけにはいかない。

今の私たちには彼らに対抗する力など全くないのだから。

十数分後、刺激的な煙やほこりがようやくゆっくりと消えていったが、濁った空気の中にはまだ多くの塵の粒子が漂っていた。

私とファイヤーモンキーは口と鼻を覆いながら、キャサリンの足取りに続いて中に入った。

しかし中にあるものは私たちを大いに失望させた。

あちこちに壁画があるだけで、バスケットコート二つ分もある広さの場所には、わずかに数個の不自然な石の台座が地面に突き立っているだけだった。

「ああ、くそっ、無駄骨だったわね」

キャサリンは適当に一瞥しただけで、この場を去ろ...