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1722話

「何とも言えない、先に何が待ち構えているかは誰にも予測できないから」

私は首を振った。

彼女を不安にさせたくはなかったが、これも仕方のないこと、警戒心を持っておくに越したことはない。

そのとき、玉城瑶が突然尋ねた。

「なんか、キャサリンたちの気配がずいぶん聞こえないけど、彼らどこ?」

その言葉に、私の心の奥底で不安が波のように押し寄せてきた。

火猿は少し戸惑い、眉をひそめて振り返ったが、何も見えなかった。「あれ、そう言われてみれば確かに……」

私は足を止め、後方をしばらく見つめたが、誰も追いついてくる気配はなかった。

「彼らを待とう」

「なんで待つ必要があるんだ?たとえ彼らが何かに遭遇して全滅...