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1719話

「こんな状況で彼らが命がけで争ってくるとは思えないがな」

だが次の瞬間、キャサリンの行動は私の予想を大きく裏切った。彼女は地面に倒れて苦しみうめくバードマンの首を片手で掴み、何の苦もなく持ち上げると、もう片方の手を鋭い刃に変え、軽々とバードマンの大動脈を切り裂いた。

「最後の価値を捧げる時よ」

言葉が終わるや否や、バードマンは放り投げられた。

バードマンの恐怖に満ちた、しかし抵抗できない表情がはっきりと見え、私は一瞬たじろいだ。

キャサリンのやり方は、まるで感情のない機械そのものだった。

もっとも、不思議ではない。彼女の全身からは金属の匂いが漂っていた。元々ハイテクの集合体である機械なのだから...