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1718話

「一目見ただけで、これが何かすぐに分かった。

先ほど青い蕾から出てきたナメクジだ!」

「くそっ、神様!」

「なぜこんな化け物が!」

キャサリンの部下たちは慌てふためいていた。彼らの動揺した表情から察するに、このナメクジは私の想像をはるかに超える恐ろしさを持っているようだった。

「このバカ!火を放て!」

キャサリンは振り返ると、叫んだ部下の顔を平手打ちした。

そして即座に自ら率先して、バッグから火炎放射器を取り出した。大量の炎が私たちのいる水路一帯を覆い、ジュッジュッという音が絶え間なく響いた。

言葉では表現できないような悪臭が鼻腔を満たし、吐き気を催させた。

だが明らかに、数丁の火炎放射器だけ...