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1696話

私の心は自然と玉城瑶に傾いていたから、彼女をできるだけ庇おうとした。「彼女がいなかったら、私たちは全員そこで死んでいた。一人も逃げられなかったはずだ」

「彼女が？」

李欣は私の言葉を聞いて、すぐに怒り出した。火猴でさえ彼女を止められなかった。「忘れないでよ、私たちが日本兵に包囲されたのも、あの女のせいでしょ！隊長が死んだのも彼女の手によるものよ！」

彼女の言葉に、私はしばらく反論できなかった。

「言い返せないでしょ？黙ってどいてよ！」

火猴は事態が悪化するのを見て、急いで李欣の襟をつかみ、後ろに引っ張りながら小声で言った。「もういいだろ……」

「うるさい！あんたまでその女の味方する...