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1684話

「でもな、火猿が教えてくれたんだが、そこはそう簡単に進めるところじゃないらしい。長い回廊を抜けると、百メートルほどの深い淵があって、十二の鉄索橋が両岸を繋いでいるんだ」

「それに、そこには奇妙な群生生物がいて、かなり攻撃的なんだとよ」

「この件について火猿もあまり詳しく話してなかったが、俺たちが鉄索橋を渡るときになれば分かるだろうって言ってた」

島国チームについていくと、すぐに火猿が言っていた十二の鉄索橋が見えてきた。

懐中電灯で照らしてみると、大きな口のような地面の深淵が見え、真っ暗な底なし穴の上に、何十本もの腕ほどの太さの鉄の鎖が張られ、その間に石板が敷かれていた。

「全員警戒!...