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1674話

荒島を出て以来、私の体内の呪いはまるで落ち着いたかのように、ほとんど異変を見せなくなっていた。

しかし今回、私ははっきりと感じた。呪いが再び私の体を改造し始めたのだ!

これが良いことなのか悪いことなのか分からないが、今のところ、私の身体能力は以前の倍以上に跳ね上がっている!

だが何となく、心の奥底に漠然とした危機感が湧いている。

「行くぞ」

私は一面に広がる死体を跨ぎ越え、野田君に手を振って別の廊下へと向かった。

「どこへ行くんだ?」

野田君が追いかけてきたが、常に一定の距離を保ち、私を見る目は幽霊でも見たかのようだった。

彼は理解できないのだろう。なぜ元気のなかった私が突然こんなに元気になっ...