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1672話

そんな僕の一連の動きを、島国の男は眉をしかめながら見ていた。

「やるな」

彼は淡々と言った。

傷の手当てを終えて、ようやく一息ついた僕は顔を上げて彼を見た。「あなたたちの隊長は今どこにいるんですか?彼女は大丈夫なんですか?」

島国の男はしばらく躊躇してから、言葉を区切りながら答えた。「はぐれてしまって、よく分からないんだ……それにこの辺りは会社の人間が大勢いるから、隊長の方も厳しい状況だろうな」

なるほど、彼も僕と似たような状況なのか。

「あの鍵は、一体何なんですか?」

僕はさらに尋ねた。

だがこの質問については、島国の男はあまり話したがらず、ただ西王母宮の真の遺跡を開くためのものだと教えてく...