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1643話

「命を奪わなかった恩に感謝している」という意味だろう。

ただ、彼が持ってきた食べ物は見た目の悪い豆で、この地域特有の産物らしい。奇妙な匂いを放っていて、普通の人なら不快に感じるほどだ。

それに、その女性ドワーフたちの容姿は正直言い表せないほどで、おまけに欧陽烨がずっと人殺しのような目つきで私を睨みつけていたから、即座に断ることにした。

夜になると、私と欧陽烨は一つの木の板ベッドに身を寄せ合って横になった。あまりにも疲れていたせいか、私はすぐに夢の世界へと落ちていった。

そして、とても奇妙な夢を見た。

夢の中で、私は血のように赤い世界にいた。そこは一面荒涼としていて、荒廃した世界の果て...