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1613話

「この谷間を横切るには、三、四日ほどかかるだろう。この天気は少々思わしくないな。金属類は全部リュックの中にしまっておいた方がいい。さもないと落雷に遭うかもしれんぞ……」

先頭を歩くガイドが振り返って私たちに言った。

「三、四日?そんなにかかるのか?」

火猿が私の思っていたことを口にした。

玉城瑶に一分でも早く会えないと、私の心配はそれだけ増していく。三、四日という時間は一見短く感じるが、時間というものは、私にとって本当に無駄にできないものだった。

「仕方のないことだ。この地域はもともと少し奇妙なんだ。本来なら直接ヘリコプターで崑崙山の近くまで行けるはずだったが、最近突然寒気が発生してな。もし我...