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1576話

時間はあまりかからず、私たちは十分な水源を確保することができた。

透き通った水を見ると、思わず一口飲みたくなるほどだった。

しかし、この水が安全とは限らない。防毒マスクのフィルターが水中の虫の卵を完全に濾過できるとは限らないからだ。

もし虫の卵が濾過されていなければ、死ぬのは二人だけではすまない。

私と火猴(ファーホウ)も道連れになってしまう!

「王、もう少し我慢しろ!」

私は濾過した水が満杯の桶を持ち上げ、王剛(ワン・ガン)の頭に向かって水をかけた。

何度か繰り返したが、効果はいまひとつだった。

王剛は古い槐の木に胃の中へ引きずり込まれていた時間が最も長く、怪我も最も深刻だった。体の四割以上...