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1537話

悲鳴が突然止み、映像も真っ黒に変わった。

ぞっとするような悲鳴だけでも、彼らが極めて恐ろしい事態に遭遇したことが伝わってくる。まして映像に映っていた不気味な光景はどうだろう。あの波打つ砂の波とは一体何なのか?

人が触れただけで、その場で命を落とすかのようだった。

映像が終わると、私の腕の中で縮こまっていた小萌は恐怖のあまり冷や汗を流していた。

私の心も穏やかではなかった。自分もタクラマカン砂漠に向かわなければならないという事実に加え、それ以上に、既に砂漠へ向かった玉城瑶のことが心配だった。彼女も先遣隊のメンバーたちと同じ目に遭っているのだろうか。

彼女は無事なのだろうか?

しかし考え直してみれ...