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1507話

二人の傭兵のうち、より不運な方はすでに高速回転するプロペラに身体の半分を飲み込まれていた。

あまりにも凄惨な光景で、人を何人も殺めてきた私でさえ、少し気分が悪くなるほどだった。

残された一人の傭兵は、強靭な精神力の持ち主だったはずだが、今目の前の光景に完全に度肝を抜かれていた。ヘルメットとフェイスマスクで表情は見えないものの、絶え間なく震える体が、彼の動揺した心情を物語っていた。

そして、さっきまで傲慢極まりなかった金髪の白人は、すっかり肝を潰していた。

きちんとしていたはずの服装は土埃と肉片で汚れ、惨めこの上なく、まるで野良犬のように地面に這いつくばり、目を見開いたまま一言も発することができ...