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1498話

そのおよそ六メートルもある石の扉は、彼らの爆破によって二メートル近くも開かれ、巨大な穴が扉に現れていた。見るからに奇妙な光景だった。

「今夜は休息だ。全員、警戒を怠るな!」

隊員たちの疲労困憊ぶりを目の当たりにし、キャサリンは眉をひそめながら休息の命令を下した。

この女は疲れを知らない機械のようで、人間が休息を必要とすることに対して非常に苛立ちを感じているようだった。

こんな冷酷無情な半機械の隊長がいるとは、会社の連中にとっては実に不幸なことだと言えるだろう。

そしてその夜、全員が熟睡している時に、非常に奇妙な出来事が起きた。

午前三時頃だっただろうか、イヴは突然ゴロゴロという轟音を耳に...