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1491話

「もう私たちのすぐそばに来ているわ、心配しないで!」

壁に浮かび上がったのは、イヴの文字だった。

なぜだか、彼女たちは私たちの行動を見て、会話を聞くことができるのに、残念ながら私たちには彼女たちの姿が見えない。

そんな状態で、およそ十数分が過ぎた。

火猿(ホーホウ)、ターナ、そして私は、順々に別の時空へと現れた。

私たち六人が再び集まり、私は周囲の環境を好奇心と警戒心を持って観察した。ここは先ほどの廊下とほとんど変わらない場所のように見える。

ただ違うのは、私たちの周りに白い霧のようなものが漂っていることだ。この「霧」は見た目だけが霧に似ているだけで、実際には水蒸気でできているわけではない。少...