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1490話

「どうしよう?彼らを探しに行くべき?それとも彼らの時空に入るべき?」

私と火猴は焦りながら相談を始めた。

「今の状況から考えると、彼らがいる時空は恐らく私たちよりも過去だろう。彼らが刻んだ文字が私たちにも見えるからな。ただし、一日や二日、数時間という単純な差ではないと思う。ほら、彼らが残した文字を見てみろ……」

火猴は壁面を指さした。

私はじっくりと見て、彼の言わんとすることを理解した。イヴたちが刻んだ文字は明らかに古びており、新しく残されたものには見えなかったからだ。

恐らく、イヴたちがいる時空は数ヶ月前、あるいはさらに過去なのだろう。

「もし彼らの時空に入れば、戻れなくなる可能性が高い。数...