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149話

林鼠はモウルフと同様、この島特有の珍しい生き物で、ネズミに似ているが、体格はずっと大きい。

以前、私たちは数匹捕まえたことがある。この小さな生き物の肉はオレンジの爽やかな香りがして、食べると非常に美味しい。

さらに毛皮も厚くて暖かく、手袋などの小物を作るのに適している。

今でも女性たちは皆、一人一組の林鼠の手袋をはめているほどだ。

私たちはまだ暖かいブーツが数足足りない。

ただ、この小さな奴らはあまり見かけない、いわば貴重な資源だ。

「災い転じて福とならず」という言葉があるように、不運は次から次へとやってくるものだ。今日の私たちの運は最悪で、森の中をかなり歩き回ったが、渋めの果実を少し摘んだり...