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1486話

弾薬はすぐに用意された。

轟という大音響が響き渡ると、壁には大きな穴が開いた。埃が晴れ、私たちがよく見てみると、穴の向こう側には鉄が露出していた。

手で叩いてみると、その反響音から、この鉄壁がかなり分厚いことが分かった。

「なんてこった!これはどういうことだ!」

私たちは皆、いささか腹立たしく感じていた。

「この道は通れないけど、反対側から階下に降りることができるわ。あっちなら行けるはず!」

イヴが急いで私たちに告げた。

彼女の話によれば、あのクローラーに阻まれていなければ、昨日にはもう向かい側の階段から降りていたという。

この船の宿泊区域は学校の校舎のような造りで、両側に階段があった。イヴの...