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148話

残念ながら、我々は痕跡を五六百メートルほど追ったところで彼らの足取りを見失ってしまった。我々は追跡の専門家ではないし、これだけを頼りに彼らを見つけるのは至難の業だ。

しかし、手がかりがまったくないわけではない。私の記憶では、西寄りの方向に人間が住むのに適しているのは松林の一帯だけだ。

私は決めた。これからの日々、その方向に沿って狩りをしながら捜索を進めていこう。彼らを見つけられないはずがない。

この件をこのまま済ませるわけにはいかない。奪われたものは必ず取り戻す。この恨みも必ず晴らしてやる!

「今回はこっちが大損したわね。あの女が私の手に落ちなければいいけど、捕まえたら絶対にあのあまを...