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1435話

私たちは水草の群れから十メートル以上離れた距離を保ちながら、峡谷の入り口へと向かって歩き始めた。

峡谷の入り口に近づくと、周囲の水が濁り始めていることに気づいた。あの怪蛇の大量の血液がまだ拡散しきっていないのだ!

この血液は、多くの捕食者たちを引き寄せていた。私たちが見たこともないような奇妙な形をした凶暴な連中が、一斉にその血の匂いを追って集まってきていた。

どうやら、あの怪蛇は厳しい状況に追い込まれているようだ。

案の定、私たちが少し進むと、遠くから聞き覚えのある一連の咆哮と叫び声が聞こえてきた。あの怪蛇が発している声だ。

そしてついに私たちはこの峡谷を抜け出したものの、目の前に広...