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1412話

「そのじじいは口が堅くてね、かなり長い時間尋問したけど、地魔(じま)という人型植物のことしか話さなかったんだ。それが俺の呪いを解ける可能性があるってことだけ。でも、その地魔ってのをどこで見つけられるのか、まったく手掛かりがないんだよ」

俺の体にかかった呪いは一時的に抑えられているものの、実際には二つの呪いが絶えず衝突し合っている状態だ。いつかこのバランスが崩れる日が来るという予感がある。その時は、俺の命も長くはないだろう。

そんな中、連山雨(レンサンユー)がそのじじいから重要な情報を聞き出したと言ってきた。俺は心の中で喜びつつも、急いで詳細を尋ねた。

連山雨は大事そうに懐から小箱を取り出...