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1376話

「何とかしてこの虫を避けて、背後にある源を探さないと!」

李欣はそう言った。

王錦は少し黙ってから、私と茜、それに李欣とルーシーの三人を呼び寄せ、バックパックから奇妙な金属の球体を取り出して私たちに渡した。

「実は私たちの防護服には、まだ使っていない隠し機能があるの。でもこの機能は、この金属球があってこそ発動できるものなのよ」

王錦はそう説明した。

私は心の中で思った。やはりこの女、私に隠していることがあったな。ただ、これが一体どんな機能なのか?

「この金属球を背中のくぼみにはめ込めば、ジェット飛行装置が作動するわ」

王錦はそう言った。

ジェット飛行装置?

そんなものは、以前にSF映画やゲーム...