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1348話

「この男は何者だ?彼から感じる気配も尋常ではない!」

尾人の少女は心の中で私のことを思わず推測し始めた。

「お前たちは何者だ?」

私はこの尾人の少女に我々について尋ねる機会を与えず、先に現地の言葉で尋ねた。

「私たちは唯一真なる神・荒の民だが、あなたたちはどこから来たのだ?」

尾人の少女はそう言った。

それを聞いた私は、急いで言った。私たちも荒の民であり、かつて荒が海外に残した遺民だと。

そう言いながら、私は心の中で非常に安堵していた。幸い先に尋ねることを選んでよかった。もし直接自分たちが麓の民だと言っていたら、今頃は刀や槍で迎えられていただろう。

正直なところ、彼らが荒の民だと知って私も驚い...