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1302話

「魔鬼荒の配下の大軍なのか?」

聞いた瞬間、私の心がざわめいた。つまり、この一団の原住民は魔鬼荒と関係があるということか?

ここなら何か違った情報が見つかるかもしれない!

これまで私たちが出会ってきた原住民の多くは天神麓の民の子孫だった。魔鬼荒に属する者はごく少なく、かつて荒島で出会った魔鬼湖沿岸の部族くらいだった。

そう考えていると、王錦がさらに説明を続けた。「舌巫は地獄の虫を操り、群れをなして他者を襲わせることができる。これらの虫は一匹一匹は大したことないが、いったん数が増えれば、びっしりと押し寄せて目に入るものすべてを飲み込んでしまう……」

私たちは話を聞いて身が引き締まる思い...