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1262話

「私たちまだ中に入るの?この地下宮殿は安全な場所じゃなさそうね!」

李欣が傍らで言った。

王錦の表情はしかし、非常に断固としていた。

「ここまで来たのに、入らない理由があるだろうか?ただし、みんな十分注意してくれ。宏鹿人がこんな警告の石碑をここに残しているからには、この地下宮殿の中の危険は並大抵のものではないはずだ!」

リーダーである王錦がそう言うからには、我々としては探検するしかない。

それに、私たちはもともと命懸けの仕事をしているのだから、一枚の石碑に怖気づくわけにはいかない。

私たちは石碑を越えて先に進み、すぐに地下宮殿の大門の前に到着した。

隊の先頭は相変わらず私が務め、一歩その大門を...