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1171話

燃え盛る炎が、すべての証拠を焼き尽くしていく。

もちろん、私がこうしなくても、会社の連中がそうするかもしれない。

だが、そんな賭けはできない。

あの指紋の件も、会社の連中が私を陥れようとしたものだ。

私に不利な証拠は一切残せない。

この件を片付けた後、私は再び静かに村の方角へ歩き始めた。

この村は異様に不気味だ。何かの秘密が埋もれているに違いない。このまま諦めるわけにはいかない。

それに、最も危険な場所こそ、案外最も安全なものだ。

だから戻ることにした。

今日こそフィートの部屋に忍び込んで調べてみよう。何か手がかりが見つかるかもしれない。

しかし、戻る途中で別の事態に気づいた。

私が気絶させた...