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1130話

「紗子という女はわたしを憎んでいるのはまだしも、烈山秋という女もわたしと相容れない仲だ」

元々烈山秋はわたしに対して骨身に染みるような恨みを抱いていたわけではないが、あの時わたしと関係を持った後、彼女の態度はますます冷淡になり、殺してしまいたいとさえ思っているようだ。

ずっと考えていたんだが、この女はもしかして女性が好きなのではないかと。だからあの時はあんなに冷めていたのかもしれない。

同性愛者からすれば、わたしが彼女にしたことで、わたしを殺したいと思うのも当然だろう。

そして今、彼女の祖父である大祭司はまだわたしの地下牢に閉じ込められたままだ。彼女がわたしに対抗するのは、さらに正当な...