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1123話

「もちろん、私はそうバカじゃないから、いきなり城壁の下まで突っ込んだりしないよ。

そんなことをしたら完全に的になるだけだ。城壁の上には投石機まであるんだから、アブでさえ投石機の攻撃は防げない。ましてや私と二人の女性なんて言うまでもない。

昨日は漂流瓶を投げ入れるだけじゃなく、いくつか準備もしておいたんだ。

近くの山林から野牛の群れを誘き寄せておいたんだよ!

私の呪いのせいで体質が特殊になって、特別なフェロモンを分泌しているらしい。多くの野生動物は私に対して警戒心が低く、簡単には攻撃してこない。

その利点を活かして、野牛の群れを関所の前まで誘導しておいたんだ。

今、私たちは野牛の群れの後方に位置...