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1077話

玉城瑶たちは早くから面纱で顔を隠していたが、その美しい体つきは隠しようがなかった。

これらの匪賊たちの表情を見て、私は心の中で冷笑した。奴らはアブの、そして私の恐ろしさを知らないのだ。もし知っていたら、とっくに悲鳴を上げて四方八方に逃げ散っていただろう。

「お前じゃないか?張兄!よかった、早くこいつらを片付けてくれ。お前がいれば、俺も安心だ!」

蛇王も私を見つけ、途端に大喜びした。

彼の妻とアロも驚きと喜びの表情を浮かべ、絶望から抜け出した様子だった。

しかし、他の数人の男たちは思わず苦笑いして言った。「蛇王、お前の兄弟もたった二人じゃないか。この匪賊どもは二、三十人もいるぞ。本当に俺たちを...