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1064話

彼女の様子は明らかに苦しそうだった。本当に大丈夫なのだろうか？

私が心配そうな顔をしていると、玉城瑶は大きく息を切らしながらも、無理に「大丈夫」と言おうとしたが、その言葉を言い終えるやいなや、そのまま意識を失ってしまった。

この昏睡状態は、五時間以上も続いた。

私は焦りを隠せなかったが、彼女の足裏の呪いが徐々に消えていくのを見て、無理に吐かせるようなことはできなかった。さらに困ったことに、彼女が飲んだのは水だ。もし私の推測が正しければ、あの特別な水はすでに血液と共に全身に行き渡っているはずで、吐かせたところで効果があるとは思えなかった。

ようやく彼女が目を覚ました時、私の心は大きく安堵した...