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1058話

七色の虹色に輝く光の下、この大シャーマンの言葉に、私と玉城瑶は顔を見合わせ、二人とも一抹の戸惑いを感じていた。

この男は熱狂的な表情で、口を開けば閉じれば「麓の意志」と言い、嘘をついているようには見えない。

ただ、私たちが知っている予言によれば、今回の私たちの目的はトカゲ人を滅ぼすことのはずだ。なのにこいつの言っていることは真逆じゃないか?

「こいつはただ視線をそらして時間を稼いでいるだけかもしれないわ!」

玉城瑶は眉をひそめて言った。

それを聞いて、私も思わず小さく頷いた。いわゆる大シャーマンとは、要するに宗教詐欺師のボスだ。こういう連中は人を煙に巻くのが上手い。こんな奴らの言葉を...